拠点・施設日工(兵庫県明石市)は21日、アミタサーキュラー(東京都千代田区)が兵庫県姫路市の姫路循環資源製造所に開設したスマートファクトリー「ZERO I(ゼロワン)」へ、廃棄物由来の循環資源を製造する自動化対応設備を納入し、本格稼働を開始したと発表した。

▲スマートファクトリー「ZERO I」(出所:日工)
今回納入した設備は、セメント原燃料などの循環資源を製造する工程で重要となる「均質化」と「サイズ制御」を担う。アミタサーキュラーが導入を進める入荷、製造、保管、出荷のオートメーション化を支える自動制御システムと連携し、2027年を目途とする製造プロセスの完全自動化に対応する。
設備には、アスファルトプラントやコンクリートプラントで培った混練技術を活用した2軸混練ミキサを採用した。投入された原料を均質に練り混ぜ、重量に応じて調湿剤を添加することで品質のばらつきを抑える。混練状態はカメラで監視し、将来的にはAI(人工知能)による画像診断を活用して製造工程の完全自動化に向けた連携を進める計画だ。
さらに、振動ふるい機(スクリーン)による粒度調整機能を備え、40ミリメートル以下の規格サイズを満たした材料のみを製品化する。規格外の材料は2軸破砕機へ自動搬送され、再破砕後に再びスクリーンへ戻す工程を繰り返す。完成した循環資源は製品ヤードへ自動搬送される。
ZERO Iは、企業から排出される多種多様な廃棄物を同時期に最大18種類保管し、100%リサイクルによるセメント原燃料などの循環資源を製造する拠点として整備された。2027年の完全自動化に向けて、自動制御システムの実装が段階的に進められている。
日工は、本設備の保守・メンテナンスを通じてZERO Iの安全・安定稼働とアミタグループが推進する「サーキュラー3.0」の実現に寄与するとともに、高度な自動化設備との連携実績を生かし、製造工程全体の最適化・高度化を提案するエンジニアリング営業を強化していく。
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