サービス・商品EC(電子商取引)コンサルティングを手掛けるGoalTech(横浜市保土ヶ谷区)は12日、EC事業者向けに出荷方法を自動的に切り替えられる在庫管理サービス「FlexFulfill」の提供を開始したと発表した。
Amazonを利用するEC事業者の多くは、Amazonが受注や配送を代行するFBA(Fulfillment by Amazon)サービスを使って配送の効率化を図っているが、在庫切れが発生すると販売機会を逃すリスクがある。この場合、FBAと自社出荷(MFN)を併用すれば、販売の継続が可能だが、在庫切替の作業が手間となる。
FlexFulfillは、FBAとMFNの在庫状況をリアルタイムで監視し、自動的に出荷方法を切り替えるシステムで、在庫切れに気付かず販売機会を逃すことがなくなり、在庫状況を確認して、いちいち切り替える手間も省ける。
導入に当たっての初期費用は必要なく、成功報酬型のため、活用できずに費用だけ発生するというリスクもない。
サービスを導入したオフィスメーカーでは、これまで在庫切れが月に200回以上発生し、そのたびに在庫切り替えを行い、1回の切り替えにつき15分ほどかけていた。しかし、導入後は担当者の切り替え作業を月50時間以上削減でき、マーケティングや商品開発に費やせるようになった。また、休日や深夜でも自動的に切り替えができるため、売り上げ機会損失もゼロになった。
同社の試算によると、業務時間外に切り替えができなかった場合、売り上げ機会を逃すことで数百万円の損失になる可能性があるという。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com