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日本郵船の液化CO2輸送・貯蔵技術がAiP取得

2025年3月27日 (木)

認証・表彰日本郵船は27日、Knutsen NYK Carbon Carriers ASおよびENEOS Xploraと共同開発した液化CO2輸送船(LCO₂ -EP船)および浮体式液化貯蔵設備(FLSU)が、日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。今回の承認により、常温昇圧方式による輸送・貯蔵技術の社会実装に向けた取り組みを加速させる。

承認されたLCO2-EP船は、低エネルギーで液化CO2を安定的に輸送可能とされ、氷点下での冷却が不要なため、運用コストや設備コストの削減が期待される。さらに、ジュール・トムソン冷却方式を採用した本FLSUは、陸上設備の代替として、CO2を浮体上で液化・貯蔵し、輸送船による搬出まで対応できる構造を採用している。従来方式に比べ、エネルギー効率や敷地面積の削減が見込まれる。

この技術は、火力発電所や工場などで排出されるCO2の回収・貯留を行うCCUSバリューチェーンの中核を担うもので、物流分野では液化後のCO2を輸送船により効率的に輸送する体制の構築が可能となる。

▲AiP授与式の様子(出所:日本郵船)

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LOGISTICS TODAY編集部

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