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ANA貨物決算、日本発需要回復などで国際線好調

2025年4月30日 (水)

財務・人事ANAホールディングスが4月30日に発表した2025年3月期決算によると、国際線貨物収入は前年比20.5%増の1873億3200万円。重量ベースでは同3.6%増の70万4230トン、有効貨物トンキロは2.9%増の64億9894万9000トンキロだった。

アジア・中国発北米向け三国間貨物の旺盛な需要を取り込んだことに加えて、自動車関連を中心とした日本発の需要が緩やかに回復したことなどにより、輸送重量・収入ともに前期を上回った。路線ネットワークでは8月から他社によるエアラインチャーター便を運航するなどで収益性を確保した。成田空港では10月から新たな貨物施設の供用を開始し、施設の集約や無人搬送車の導入による作業の効率化に加え、温度管理施設の拡充などによる品質向上を行った。また、12月に日本の航空会社として初めて国際航空運送協会(IATA)が策定したリチウム電池輸送における国際品質認証を取得し、今後需要が拡大するリチウム電池を安全かつ高品質で輸送できる体制を構築した。

なお、国内線貨物収入は2.4%増の230億3200万円だった。

次期は日本貨物航空(NCA)のグループ化を予定しており、高品質かつ競争力のある航空貨物輸送サービスの提供を進めるとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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