ロジスティクス商船三井は28日、風力推進装置「ウインドチャレンジャー」を搭載したLNG二元燃料石炭船「MAIZURU KAZENOMAI」が完成し、運航を開始したと発表した。関西電力の専用船として舞鶴発電所向けの石炭輸送に従事する。ウインドチャレンジャーとLNG二元燃料主機を組み合わせた石炭船は国内初としている。

▲LNG二元燃料石炭船「MAIZURU KAZENOMAI」(出所:商船三井)
同船は大島造船所が建造し、全長234.98メートル、全幅38メートル、載貨重量9万5311トンで、船籍はリベリア共和国。商船三井と大島造船所が共同開発した硬翼帆式のウインドチャレンジャーを搭載し、風力を利用して船舶の推進を補助する。
主機にはLNGを主燃料として使用できる二元燃料方式を採用した。従来の重油焚き船と比べ、LNGの利用によって温室効果ガスに加え、硫黄酸化物や窒素酸化物の排出削減を見込む。LNG二元燃料主機とウインドチャレンジャーによる風力推進の補助効果を合わせ、CO2排出量を最大30%削減できるとしている。
商船三井は2050年までのネットゼロ・エミッション達成を中長期目標に掲げ、燃費効率の改善を進めている。ウインドチャレンジャー搭載船については30年までに25隻、35年までに80隻を投入する計画で、エネルギーの安定供給を支えながら環境負荷の低減を進める。
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