サービス・商品ROBO-HI(東京都中央区)は28日、9月に提供を開始した「ROBO-HI フィジカルAI実証プラットフォーム」の環境構築機能を拡張し、大規模工場から局所的な設備周辺までを3Dデジタルツイン化する「マルチスキャン環境構築」に対応したと発表した。
工場や物流倉庫でフィジカルAIを検証するには、実際の現場を仮想空間に再現する必要がある。従来はレーザースキャナーによる計測や専門業者への依頼、CADデータの調整などが必要で、AIの学習や検証を始める前の環境構築にコストや時間がかかっていた。
今回の機能拡張では、広大な現場を対象とする大規模スキャンに加え、スマートフォンなどで撮影した4K動画から「3D Gaussian Splatting」(3DGS)を使って3Dモデルを生成できるようにした。生成したデータはNVIDIA Isaac Simなどのシミュレーション環境に組み込み、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)の走行・搬送のほか、ロボットアームによる物品把持などの検証に利用できる。
同プラットフォームは、NVIDIA Omniverseを活用したデジタルツイン環境と、自律運用OS「ROBO-HI AOS」を組み合わせ、仮想空間でのAI学習・評価から実機検証までを支援する。ROBO-HIは今後、システムインテグレーターなどとの連携を広げ、フィジカルAIの実証・導入支援を拡充する。
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