日立、中国でリース会社向けシステムを販売

サービス・商品日立システムズは10日、中国で現地リース会社向けの業務管理システム「日立融資租賃管理系統」を今月から現地パートナーを通じて販売すると発表した。

日立融資租賃管理系統は、中国で事業展開するリース会社が中国でリース事業用に開発したシステムをベースにしており、日立システムズが現地で事業展開するリース会社の要件を反映し、機能・操作性を強化したリース会社向け業務管理システムとなっている。

既に複数の現地リース会社から引き合いがあり、12月に製品の開発が完了したことから、販売を開始するもの。

日立システムズが日本で長年培ったリース会社向け業務システムの構築ノウハウを基に、「完全中国仕様」で開発。リース会社経験者による業務コンサルティングサービスもオプションで提供し、導入することで実績のあるリース業務プロセスによる管理が実現可能となる。

中国リース市場は、この2、3年で急速に立ち上がってきており、2012年末のリース会社数は761社と10年末の3.6倍になっている。取扱高も米国に次ぐ世界2位の規模に成長している。

一方で急速に発展してきたために、リースの業務管理手法が確立されておらず、リース業務専用のシステムの導入も遅れており、リース業務プロセスを確立した管理システムのニーズが今後、高まっていくと判断した。