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拠点・施設大和物流（大阪市西区）は25日、埼玉県和光市で「和光物流センター」（仮称）を着工したと発表した。延床面積3万5000平方メートルの4階建て施設で、2027年4月の稼働を予定する。関東エリアで同社最大規模となる拠点であり、東日本事業の旗艦センターとして位置づける。
▲和光物流センター（仮称）完成予想図（出所：大和ハウス工業）
大和物流は埼玉県内で7棟の物流施設を展開しているが、EC（電子商取引）普及による小口・即日配送需要の拡大と、ドライバー時間外労働規制強化による効率化ニーズの高まりに応え、首都圏での基盤強化を目的に今回の開発に踏み切った。
新センターは敷地面積1万6771平方メートル、延床面積3万5053平方メートルで、鉄骨造地上4階建て。1階両面に屋内型の高床式トラックバースを設け、悪天候時でも作業可能とした。床荷重は1階2.0トン、2-4階1.5トンで、各階の梁下有効高は5.5メートル。
立地は東京都心から20キロ圏内、外環道和光北ICから200メートル、首都高速道路・高島平ICから4キロに位置し、主要国道を経由して東京・埼玉・神奈川の消費地にアクセスできる。施設は1階の両面に屋内トラックバースを設置し、多数の車両が悪天候時でも円滑に接車できる仕様とした。
また、職住近接による安定運営を重視し、従業員駐車場を100台分整備。和光市は人口増加傾向にあり、通勤環境の利便性も高いため、人材確保面での優位性が期待される。
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