
▲事故対策本部の様子(出所:川崎汽船)
環境・CSR川崎汽船は10日、自社グループが保有するLPG(液化石油ガス)船の海難事故を想定した大規模事故対応演習を8日に実施したと発表した。演習では、大阪湾で内航タンカーとLPG船が衝突し、相手船からの油漏れ、乗組員の落水、負傷者の発生といった深刻な事態を想定。事故対策本部を本社内に設置し、船舶管理会社との連携を含む緊急対応プロセス全体の確認が行われた。
今回の演習では実際の事故発生時に想定される対応手順に則り、社内外との情報共有や連携のあり方を検証。さらに、模擬記者会見も実施され、報道陣役の参加者から多くの厳しい質問が投げかけられるなど、緊迫感のある本番さながらの環境で訓練が進められた。
安全運航と環境保全への意識が国際的に高まるなか、川崎汽船グループは海運企業としての社会的責任を重く受け止めている。同社は今後もこのような訓練を通じて、万一の事態に備えた即応体制を強化しつつ、日々の業務においても安全と安心を最優先とする運航を推進していくとしている。
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