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山九が通期業績を上方修正、機工堅調で利益向上

2025年10月31日 (金)

財務・人事山九は10月31日、2026年3月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想から65億円増の6245億円、営業利益は10億円増の420億円、最終利益は5億円増の300億円にそれぞれ引き上げた。

機工事業で春・秋のSDM(定期修理)工事量が想定を上回るほか、構内の大型設備工事や環境関連案件の受注が堅調に推移していることが要因。顧客工場でのメンテナンス需要拡大が収益を押し上げた。

同日発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比5.5%増の3155億3900万円、営業利益が同2.6%増の205億5900万円、最終利益が2.1%増の135億700万円と増収増益を確保した。

主力の物流事業では、国内の海上コンテナ取扱量減少などにより全体の売上は1466億3500万円で横ばいだったが、セグメント利益は46億5300万円と15.4%増加。海外ではプロジェクト輸送や中東地域での単価引き上げが進み、国内ではスポット案件の増加や構内新規作業の開始、赤字案件の撤退などが寄与した。採算性の改善とコスト削減効果が奏功し、物流事業の利益率が着実に上向いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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