10月中国倉庫指数は50.6、需要回復傾向へ

調査・データ中国物流購買連合会が5日に発表した10月の中国倉庫指数は50.6で、前月比1ポイント上昇した。

取引量指数は52.7％で、同2.2ポイント上昇した。品目別では、化学製品、石炭、農産物・副産物、綿・麻の取引量指数が50を超えた一方、鉄鋼、医薬品は50を下回った。

設備稼働率指数は51.6で、前月比0.6ポイント上昇。品目別では、非鉄金属、石炭、機械・装置、農産物・副産物、綿・麻の設備稼働率指数が50を超えた一方、鉄鋼、家電は50を下回った。

期末在庫指数は49.4となり、同1.5ポイント上昇。品目別では、鉄鋼、非鉄金属、石炭の期末在庫指数が50を超えた一方、化学製品、食料品、家電製品は50を下回った。

平均在庫回転率は51.2で、3.8ポイント上昇した。品目別では、石炭、日用品、家電製品の平均在庫回転率は50を超えた一方、鉄鋼および非鉄金属の平均在庫回転率は50を下回った。

企業従業員指数は0.4ポイント低下の51.6、業務活動予測指数は3.4ポイント低下の51.1となった。

中国倉庫運輸発展の分析によると、10月の倉庫指数は50を超える拡大幅に戻り、倉庫サービス需要の回復が続くとみられる。在庫水準は依然低下しているものの、業務量の増加、施設利用率の向上、在庫回転率の回復が同時に見られ、市場需要の回復やサプライチェーンの円滑化、企業の在庫補充意欲の小幅な高まりが反映された。従業員指数と事業活動期待指数も拡大幅を維持しており、企業の将来に対する信頼感の高さを示している。

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