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北海道、道東物流で鉄道小口混載モデルを検証

2026年9月15日 (火)

ロジスティクス北海道「新モーダルシフト」推進協議会は、札幌圏からオホーツク・根釧地域へ運ぶ生活必需品について、JR貨物の鉄道コンテナを活用した「新モーダルシフト」の実証を始める。加工食品や飲料、日用品、雑貨など多品種・小ロットの貨物を複数荷主から集約して混載し、中小荷主や中小トラック事業者でも利用しやすい鉄道輸送モデルの構築を目指す。第1回を9月28日から10月2日、第2回を10月26日から30日に実施する予定。

協議会はJR貨物北海道支社、国分北海道、北海道で構成する。札幌貨物ターミナル駅から北見駅、釧路貨物駅までの300−350キロを鉄道で幹線輸送し、北見からオホーツク地域、釧路から根釧地域へトラックで配送する。従来はコンテナ単位の少品種・大ロット貨物が鉄道利用の中心だったが、今回の実証では5トンコンテナに満たない小口貨物も対象とし、パレット単位で複数の貨物をまとめて運ぶ。

▲鉄道による幹線輸送に加え、発地での集荷から着地までの配達を一連の輸送として捉え効率的で利用しやすい物流モデルを実証(クリックで拡大、出所:北海道)

札幌圏では荷主による持ち込みに加え、複数拠点を巡回するミルクラン方式での集荷も検証する。到着地でも荷主による引き取りとミルクラン配送を組み合わせる。輸送後は休日の輸送余力を使ってパレットや養生資材を札幌側へ返送し、集荷から幹線輸送、地域配送、資材回収までを一連の物流として評価する。

背景には、道東の生産地域への生活必需品供給が300キロを超える長距離トラック輸送に依存する一方、鉄道では札幌から道内各地へ向かう下り貨物が少なく、空コンテナを回送する「片荷」が生じていることがある。協議会は、この回送余力に生活必需品を載せることで、トラックの長距離運行を減らすと同時に、鉄道貨物の片荷輸送の改善につなげる考えだ。

実証では、小口・混載輸送の成立性や輸送品質、リードタイム、配送可能地域、輸送コスト、CO2削減効果、パレット回収方法などを確認する。第1回は既存の関係先を中心に運用面を検証し、第2回では中小荷主やトラック事業者にも対象を広げ、価格受容性や利用上の障壁を調べる。結果を基に標準的な運用モデルや利用ガイドをまとめ、次年度以降の継続利用や他区間への展開を検討する。

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