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ボルボ、大型EVを長距離・80トン輸送へ拡大

2026年9月15日 (火)

国際ボルボ・トラック(スウェーデン)は14日、大型電気トラックの新世代モデルについて量産を開始するとともに、連結総重量最大80トンに対応する重量物輸送向け電気トラックを新たに投入すると発表した。航続距離を最大700キロまで延ばした車両の量産と、超重量級輸送への対応を並行して進め、大型トラックの電動化領域を長距離輸送や重量物輸送へ広げる。

▲最大700キロの走行に対応する車両(出所:ボルボ・トラック)

量産を始めたのは「Volvo FH Aero Electric」の長距離仕様をはじめ、次世代のFH、FM、FMXの電気トラック。FH Aero Electricは新たなeアクスルを採用することで搭載可能なバッテリー容量を増やし、1回の充電で最大700キロの走行に対応する。FH、FM、FMXも新設計の電動パワートレインを採用し、最大470キロの航続距離を確保した。スウェーデン・ヨーテボリのトゥーベ工場で生産を開始し、ベルギー・ゲントでも製造する。

一方、新たに投入する重量物輸送向けモデルは、FH ElectricとFH Aero Electricの単車にトレーラーを組み合わせ、連結総重量最大80トンに対応する。64トン時の航続距離は最大450キロ、スウェーデンやフィンランドで認められている74−76トン級では最大420キロとしている。木材輸送や比較的軽度の建設輸送など、高い積載能力を必要とする用途を想定する。

▲新型80トン電気トラック(出所:ボルボ・トラック)

バッテリーの使用可能容量は640kWhで、MCS(メガワット充電システム)とCCS2に対応する。680kWのMCSでは20%から80%まで36分程度、360kWのCCS2では70分程度で充電できるとしている。冷凍機などへの給電に使える電動PTOも備え、別途ディーゼル発電機を搭載する必要をなくした。

重量物仕様はスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、オランダ、スイスで販売し、27年初めから順次投入する。ボルボは航続距離の延長と急速充電、高積載対応を組み合わせることで、これまでディーゼルトラックへの依存度が高かった長距離・重量物輸送で電気トラックの適用範囲を広げる。

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