認証・表彰川崎重工業は1日、TBグローバルテクノロジーズ(東京都中央区)と共同開発した液化水素輸送向け船陸間継手が、日本海事協会(ClassNK)の技術認証を取得したと発表した。対象は口径6インチと16インチの2種類で、いずれも開発試験に合格した。
同製品は、液化水素運搬船の荷役用配管と、液化水素基地の桟橋に設置されたマリンローディングアームを接続するためのフランジ型継手。極低温であるマイナス253度の環境でも密閉性と安全性を確保できるよう新設計が施され、JAXA能代ロケット実験場で液化水素を用いた低温強度試験に合格した。

▲JAXA能代ロケット実験場にて(出所:川崎重工業)
口径6インチは日本水素エネルギーが進める商用化実証事業で適用予定とされ、16インチは将来の需要拡大を見据えて開発された。
液化水素輸送の船陸接続部分はサプライチェーン構築における重要要素とされる。今回の技術認証取得により、製品の信頼性が公的に確認された形であり、海上輸送の商用化に向けた取り組みが一段進む。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。



















