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世界コンテナ指数、北米・欧州向けで回復基調に

2025年12月8日 (月)

調査・データ海運調査会社ドリューリー(英国)が4日公表した世界コンテナ運賃指数(WCI)は、40フィートコンテナあたり1927ドルとなり、前週比7%上昇した。3週連続の下落で年初来の低水準に近づいていたが、北米・欧州向け主要航路のスポット運賃が反転した。

上海発北米西岸向けは8%上昇の2256ドル、東岸向けも6%増の2895ドルと持ち直した。船社は、従来の隔週による大幅な一般運賃改定(GRI)から、週次での小刻みな値上げへと戦略を転換しており、今回の上昇はその効果が表れたとみられる。

アジア-欧州航路も堅調で、上海-ジェノバは15%増の2648ドル、上海–ロッテルダムも4%増の2241ドルと3週連続の上昇となった。品目無差別運賃(FAK)の導入により、年次契約交渉前の相場維持に成功している。一方、スエズ運河の通航見通しは依然不透明で、運賃変動の要因として残る。

ドリューリーは来週の市況について「安定推移が見込まれる」としている。

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