サービス・商品YE DIGITAL(北九州市小倉北区)は10日、倉庫自動化システム(WES)「MMLogiStation」において、生産性向上や運用安定性の強化に資する新機能を追加し、提供を開始したと発表した。
MMLogiStationは2021年にリリースされたシステムで、倉庫管理システム(WMS)からマテハン制御やオペレーション機能を分離し、拡張性を確保する仕組みを採用する。25年7月にはGTP系作業効率化オプションを追加するなど、倉庫DX(デジタルトランスフォーメーション)を意識した機能拡張を続けている。
今回のアップデートでは、生産性、運用安定性、トレーサビリティーの3点を中心に機能を強化した。具体的には、欠品・補充管理、出荷業務支援(出荷管理、納品書・送り状発行)、棚卸計画支援を追加したほか、設備監視やアラート通知、管理画面表示などの安定稼働を支える機能を拡充した。また、実績管理機能を強化し履歴追跡性を高めている。
小売・流通業向けには、出荷業務支援により業務スピード向上と工数削減が期待されるとした。製造業向けには、設備監視やアラート通知、トレーサビリティー強化により、品質管理への対応を支援する仕組みを整えた。
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