荷主常石造船(広島県福山市)は11日、中国子会社の常石集団(舟山)造船(浙江省舟山市)で、新型バルクキャリア「TESS42」を11月25日に引き渡したと発表した。
TESS42は、従来モデルTESS38と同等の全長を維持しながら、載貨重量を4万2200トンまで拡大し、燃費性能の向上も実現したエコシップ。鉄鉱石、穀物、石炭などの主要バルク貨物に加え、木材や硫黄、ホットコイルなど多様な貨物にも対応可能。セミボックス型ホールドを採用し、鉄鋼製品の輸送にも適している。
船体は全長約180メートル、幅32.2メートル、型深さ15.4メートル、総トン数は約2万6700。多目的性と環境性能を両立した設計により、多様化する海上輸送ニーズへの対応力を高め、効率的なバルクトレードの実現に寄与する。

▲新型バルクキャリア「TESS42」(出所:常石造船)
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