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京阪電鉄、淀車庫南側を大規模物流施設に転換

2014年1月20日 (月)

ロジスティクス61e25cd18d8ff697ffac9d87975cc54f京阪電気鉄道は、京都市伏見区の同社淀車庫南側の所有地5万5500平方メートルに3棟の倉庫合わせて7万7400平方メートルを開発する。京都市に17日「建設計画にかかる配慮書」を提出した。淀車庫の整備・拡張に向けて昭和から平成にかけて取得したが、運行列車の増強の見込みがなくなったとして、車庫用地から内陸型物流施設への転換を図るもの。

車庫拡張予定地は1997年までに取得していたが、少子高齢化や人口減少社会の進展により、運行列車を増強する見込みがなくなったため、社会的ニーズが高く、雇用創出などで地域の活性化につながるとして、内陸型の大規模物流施設を計画することにした。

現在、関西圏では大規模物流施設が大阪湾岸に集中し、内陸部の空きスペースが不足していることから、大阪と京都を結ぶ高速道路2ルートの中間に位置する用地に物流施設を建設することで、需要に対応できると判断した。

計画では、5万5500平方メートルの開発用地に倉庫棟3棟、管理棟合わせて施設面積7万7400平方メートルの物流施設を建設。駐車場台数250台、緑地面積4000平方メートルを配置し、運送車両台数は1日1000台を想定する。ことし8月から開発工事に着手し、16年2月頃の完成、3月からの供用開始を目指す。京阪電鉄が自社所有施設として建設し、賃貸向け施設として運営するが、利用するテナントは未定。