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フィジカルAIデータ収集拠点整備へ25億円投資

2026年4月14日 (火)

拠点・施設Nexdata(ネクスデータ、東京都千代田区)は14日、総額25億円を投じてフィジカルAI(人工知能)向けデータ収集工場を拡張し、延べ8000平方メートル規模のデータインフラを構築したと発表した。ロボットや自動化システムの高度化に不可欠な実環境データの供給を強化し、開発リードタイムとコストの課題解消を狙う。

フィジカルAIは、従来のテキストや画像処理中心の生成AIと異なり、センサーによる環境認識と物理的な動作制御を統合する分野で、製造や物流など現場領域での活用が期待されている。一方で、実世界データの収集は環境構築やセンサー同期、アノテーションの負荷が大きく、開発のボトルネックとなっていた。

▲フィジカルAIデータ収集工場(出所:Nexdata)

同社はこうした課題に対応するため、2拠点の収集工場を整備。施設内には家庭や製造ライン、物流倉庫など実運用環境を再現したシナリオを構築し、ヒューマノイドや産業用ロボットなど400台超を並行稼働させる。600人規模のオペレーターが常駐し、環境認識から意思決定、動作制御までの学習に必要なデータを一体的に生産できる体制を整えた。

提供するデータセットは、3Dモデルを含む環境データ2億8800万件、エゴセントリック視点の行動データ4000時間分、関節角度や力覚を含む制御データ1万セット超などで構成される。特に一人称視点のデータは、実環境での作業をそのまま学習に反映できるため、シミュレーションと実機の差異(Sim2Realギャップ)の解消に寄与するとされる。

物流分野では、ピッキングや仕分け、搬送といった作業の自動化が進む一方、現場ごとの差異や例外処理への対応が導入障壁となっている。実環境に基づく大量データの供給が進めば、ロボットの汎用性向上や導入コスト低減につながる可能性がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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