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JR貨物25年度は微増、コンテナ伸長も年度末に減速

2026年4月15日 (水)

調査・データJR貨物が15日発表した2025年度輸送実績(速報)は、総輸送量が2728万7000トンと前年比0.5%増となり、わずかながら前年を上回った。国内景気は緩やかな回復基調にあったものの、米国の通商政策や中東情勢の不安定化を背景に先行き不透明感が続くなかでの増加となった。

内訳を見ると、「コンテナ」は1891万8000トンで同1.6%増と増加した。中央新幹線建設に伴う発生土輸送など「エコ関連物資」が大きく伸長(59.9%増)したほか、「自動車部品」も一部顧客の増送を背景に12.8%増と拡大した。さらに、ドライバー不足を背景としたモーダルシフトの進展により、「積み合わせ貨物」も1.7%増と堅調に推移した。一方、「食料工業品」(4.1%減)や「農産品・青果物」(5.9%減)は減少し、需要動向のばらつきがみられた。

「車扱」は836万8000トンで1.9%減と減少した。主力の「石油」は、暖冬傾向による燃料需要の低迷を受けて1.5%減と減送となったほか、亜鉛輸送の終了も影響した。結果として、コンテナの伸長が車扱の減少を補う構図となった。

ただし、足元の動きは弱含んでいる。26年3月単月の輸送量は249万4000トンで前年同月比3.6%減と前年割れとなった。コンテナは同3.5%減、車扱は3.9%減といずれも減少した。コンテナではエコ関連物資が工事進捗に伴い減少(30.8%減)したほか、食料工業品は飲料を中心に出荷停滞の影響を受けた。農産品・青果物も天候不順による生育不良で減送となった。

車扱では石油需要の低迷が継続し、灯油・重油を中心に減少。年度全体ではモーダルシフトや建設関連需要が下支えしたが、年度末にかけては需要減速が顕在化しており、外部環境の影響を受けやすい構造が浮き彫りとなった。

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