調査・データ雨風太陽(岩手県花巻市)は28日、生産者向け調査の結果、生産コストの上昇が続く中でも約85%の生産者が値上げを検討中または様子見の段階にとどまっていると発表した。
調査は産直アプリ「ポケットマルシェ」の登録生産者103名を対象に実施したもの。回答者の96.7%が資材や燃料、肥料などのコスト増を実感している一方、価格転嫁に踏み切れていない実態が明らかになった。
コスト上昇幅は「10%から30%程度」が最多で約半数を占め、「30%から50%程度」や「50%以上」とする回答も一定数あった。特に資材や燃料の高騰に加え、農業用資材や包材の入手困難や納期遅延も発生しており、生産や出荷への影響が顕在化している。
値上げを見送る理由としては「消費者に受け入れられるか不安」「売上減少への懸念」が上位を占めた。価格設定が単なるコスト要因だけでなく、消費者との関係性に大きく左右されている状況が浮き彫りとなった。
さらに一部の漁業現場では、運搬船が燃料確保の影響で稚魚の入荷時期が見通せないケースも報告されており、物流面の混乱が一次産業に波及している。
同社は今後、生産者と消費者、メディアを対象としたオンライン座談会を開催し、コスト高騰や資材不足の実態を共有する。調査結果を踏まえ、食料供給の持続性確保に向けた理解醸成と情報発信を強化するとしている。
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