財務・人事NSユナイテッド海運(NSU)が4月30日発表した2026年3月期連結決算は、売上高が前期比7.1%減の2297億円となった一方、経常利益は同10.7%増の210億円、最終利益は29.4%増の240億円と増益を確保した。売上は為替の円高進行などの影響で減少したが、老齢船の売却による特別利益の計上が最終益を押し上げた。
外航海運事業では、主力のドライバルク市況が総じて堅調に推移した。ケープ型は鉄鉱石輸送や西アフリカ発ボーキサイト需要を背景に回復し、年末には日建て用船料が一時4万ドル台まで上昇。パナマックス型以下の中小型船も穀物や石炭輸送の増加により下期以降は回復基調となった。LPG(液化石油ガス)輸送も安定需要を背景におおむね堅調だった。
内航海運事業は、電力関連貨物がバイオマス需要などで計画を上回った一方、鉄鋼原料やセメント関連は減少。ただし効率運航の徹底により、全体としては増収増益を確保した。売上構成は外航が9割、内航が1割を占める。
次期は売上高2300億円、営業利益231億円を見込む。ドライバルク需要は底堅いとみる一方、通商政策や地政学リスクの影響、環境規制強化に伴うコスト増など不透明要因は多い。新造船供給は当面抑制される見通しで、市況の下支え要因となる可能性もあるが、運航制約やコスト構造の変化への対応が課題となる。
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