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廃食用油をSAFに、日揮HDが名古屋市と連携

2026年5月1日 (金)

環境・CSR日揮ホールディングス(HD)とレボインターナショナル(京都市下京区)、SAFFAIRE SKY ENERGY(サファイアスカイエナジー、横浜市西区)は4月30日、名古屋市、中部国際空港と、廃食用油の資源化促進に関する協定を締結したと発表した。

協定は、持続可能な航空燃料(SAF)の原料となる廃食用油の回収・活用を目的とするもので、家庭から排出される廃食用油の一部を回収し、航空燃料として再資源化する取り組み。4月から回収を開始しており、製造された国産SAFは当面、中部国際空港をはじめとする国内主要空港発の国際線旅客機や貨物機の燃料として使用される予定だ。

物流面では、回収された廃食用油をレボインターナショナルが収集し、コスモ石油堺製油所内にあるSAFFAIRE SKY ENERGYの製造プラントへ輸送することで、原料調達から製造、供給までのサプライチェーンを構築する。これにより、廃棄物として扱われていた資源を航空燃料へと転換する循環型物流の確立を図る。

▲キャンペーンイベントでの発表会の様子(出所:日揮ホールディングス)

名古屋市では2009年度から廃食用油の回収を開始し、25年度には6万リットルを回収している。従来は主にバイオディーゼル燃料として活用していたが、今回の協定により航空燃料用途への展開が進む。市内では3月末時点で71か所の回収拠点が整備されている。

また、本取り組みは廃食用油を原料に航空機を飛ばす「Fry to Fly Project」の一環として位置づけられる。日揮HDらは、国内で発生する廃食用油のみを原料とし、年間3万キロリットルのSAF供給体制の構築を目指している。

今後は、自治体と企業が連携し、市民への周知を通じて回収量の拡大を図るとともに、航空輸送における温室効果ガス削減と持続可能な物流体系の構築を進める方針だ。

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