産業・一般ISL Networks(東京都港区)と日本システム開発(名古屋市中村区)は4日、工場や物流倉庫向けの「AI時代の工場・物流倉庫リアルタイム制御基盤」の提供を開始したと発表した。産業用5G通信とフィジカルAI(人工知能)を組み合わせ、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)、ロボット、各種センサーをリアルタイムで連携・制御する次世代インフラの構築を目指す。
新サービスは、ISL Networksの産業用5G基盤「ISLN 5G Industry」と、日本システム開発のフィジカルAIによる自律制御技術を統合したもの。製造現場や物流倉庫で収集したデータをAIが即座に分析し、設備や搬送機器をリアルタイムに制御することで、生産性向上や省人化を支援する。
両社によると、AIが設備や搬送ロボットを直接制御するためには、通信遅延や通信のばらつきを極小化することが不可欠という。産業用5Gの低遅延・高信頼通信を活用し、従来は有線ネットワークが中心だった制御システムのワイヤレス化を進める。物流倉庫では、複数のAGVやAMRの協調制御、搬送ルートの最適化、障害発生時のタスク再割り当てなどの実現を目指す。
また、東京都港区の「赤坂ラボ」に続き、名古屋エリアに共同ラボを開設する計画も明らかにした。新ラボでは、自動車メーカーや製造業向けに、AGV・AMR協調制御、デジタルツイン、産業用5Gを活用した実証環境を提供する。
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