サービス・商品ダイナミックマッププラットフォーム(DMP、東京都渋谷区)は17日、フィジカルAI(人工知能)向けデータセット事業を始動し、高精度3次元データを統合した「AIネイティブデータ」のサンプルを公開したと発表した。自動運転やロボット、物流機器など実世界で稼働するAIの開発を支援するもので、AI向けデータ提供事業「Data for AI」を本格化する。
公開したデータセットは、事故リスクの高い実在の交差点を対象とし、事故リスクに関する情報も含む。点群データ、カメラ画像、高精度位置情報、高精度3次元地図データ、3D Gaussian Splatting(3DGS)データなどを統合したマルチモーダルデータで構成され、AI開発者向けプラットフォーム「Hugging Face」で公開した。

▲AIネイティブデータのサンプルイメージ(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)
AIネイティブデータは、AIモデルの学習データやシミュレーション用デジタルツインとして活用できるよう設計・最適化された高精度3次元データを指す。今回のデータは時間的・空間的な整合性を持たせて複数データを統合しており、高精度3次元地図の地物情報をアノテーションとして活用できるほか、3DGS技術による高精度なデジタルツイン構築も可能だ。AIモデルの学習だけでなく、シミュレーションによる評価や検証にも活用できる。
同社はこれまで高精度3次元データの整備・提供を通じて、自動運転分野を中心に実世界を反映したデータ基盤を構築してきた。近年はフィジカルAIの活用拡大に伴い、用途に応じて設計された高精度データの重要性が高まっているという。
今後はデータラインアップの拡充や継続的な公開を進めるとともに、製品化も見据えたデータ設計・開発に取り組む。フィジカルAI時代に向けたAIネイティブデータの整備・提供を推進し、データ活用の高度化を図る。
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