ロジスティクス三菱造船は26日、日立造船マリンエンジン(熊本県長洲町)向けに、アンモニア燃料ハンドリングシステム「MAmmoSS」を受注したと発表した。アンモニア焚き舶用エンジンの陸上運転に使用される予定で、Everllence SEとWinGDの両社製エンジンに対応する。
MAmmoSSは、アンモニア燃料供給装置、アンモニア処理装置、統合制御装置で構成されるシステムで、有毒なアンモニアを安全に供給・処理する機能を備える。日立造船マリンエンジンは両ライセンサーの技術を扱うライセンシーであり、工場でのエンジン試運転に活用する。

▲MAmmoSSのモジュールのイメージ(出所:三菱造船)
国際海事機関(IMO)は2050年までに国際海運からの温室効果ガス(GHG)総排出量をゼロとする「2023 IMO GHG削減戦略」を採択しており、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは次世代舶用燃料として期待が高まっている。一方、安全な燃料供給や取り扱い技術の確立が普及の前提となる。
今回の受注は、アンモニア燃料船の普及を支える陸上インフラ整備の一環であり、船舶用エンジンの開発・製造を支える重要な設備となる。三菱造船は今後も、安全性と信頼性を備えたアンモニア燃料関連製品の提供を通じて、海運業界の脱炭素化と次世代燃料サプライチェーンの構築に寄与していく。
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