拠点・施設TheNewGate(群馬県高崎市)は22日、シンガポールに100%子会社「TheNewGate Asia Pacific」を設立し、現地倉庫を開設したと発表した。越境EC(電子商取引)事業者向けに、商品の現地保管・発送に加え、配送後に返品やキャンセルとなった商品の保管に対応し、将来的な現地再販も視野に入れる。現地法人は7月7日付で設立し、資本金は10万シンガポールドル。
同社は東南アジアのECプラットフォーム「Shopee」の公式出店支援パートナーとして、出店代行や販売支援を手がけている。新拠点では、現地在庫型のフルフィルメント機能を加え、国際配送費や関税、返送費の負担を抑える。海外配送後に注文がキャンセルされた場合、商品を日本へ戻さず現地で保管し、再販につなげる仕組みを整える。
倉庫は小ロットの商品にも対応し、大量在庫を持たない事業者の試験販売を支援する。現地から発送することで配送リードタイムの短縮も見込む。今後は越境ECコンサルティング、ローカライズSaaS「makevi global」、現地在庫型フルフィルメント「LFF」などを順次提供する計画。
当面は自社商品を使って倉庫運営や返品対応の体制を検証する。その後、同社の越境EC支援サービス「market vista」の利用事業者を中心に対象を広げ、将来的には同サービスを利用していない事業者にも提供する方針。越境ECの参入障壁となっている国際配送や返品処理を現地側で補完し、中小事業者の海外販売を支える狙いがある。
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