調査・データSORABITO(ソラビト、東京都中央区)は7月31日、建設機械レンタル会社向けサービス「i-Rental 点検」の導入事例をまとめたホワイトペーパーを公開した。建機レンタル会社のレンテック大敬(愛知県豊橋市)と船舶工事を手掛ける中川船舶(東京都中央区)の事例を通じ、点検・整備情報の一元管理や現場に定着するDX(デジタルトランスフォーメーション)の実践方法を紹介している。
レンテック大敬では、修理点検や整備履歴、写真管理、拠点間の情報共有に「i-Rental 点検」を導入。従来は点検・整備時の写真や履歴が十分に整理されておらず、事務所と現場の往復や拠点間の電話確認が発生していたが、導入後は点検履歴や機械情報をシステム上で一元管理し、スマートフォンから点検結果や写真を確認できる体制を構築した。これにより確認作業や移動時間を削減するとともに、整備履歴の蓄積による品質の可視化を実現した。
中川船舶では、船舶ごとの始業前点検や修理報告、月例点検などで同サービスを活用しており、従来は30隻分の紙の点検表を配布、回収、保管し、元請会社へ提出する業務が負担となっていた。まず始業前点検からデジタル化を開始し、その後修理報告や月例点検へと運用範囲を段階的に拡大したことで、紙帳票管理の負担軽減や点検状況の可視化に加え、「担当船」という考え方が生まれ、現場の責任感や点検意識の向上にも寄与した。
ホワイトペーパーでは、両社の事例から、点検・整備情報の一元管理による確認業務の削減、現場で利用できる範囲から段階的に導入することの重要性、写真や履歴を活用した記録管理、部門や拠点間での情報共有、点検業務DXによる品質・安全意識の向上といった5つの共通ポイントを整理している。
i-Rental 点検は建設機械や車両の点検表をペーパーレス化するサービスで、点検結果や修理履歴、写真を一元管理できるほか、2026年1月には法定の特定自主検査にも対応した機能を追加しており、建機レンタル業界における法令対応と安全管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。
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