
▲XRグラス「MiRZA(ミルザ)」(出所:Quark)
サービス・商品Quark(東京都渋谷区)は17日、XRグラスを使ったARピッキングソリューションを開発し、5月からトヨタ自動車のユニット生技部の試作工程で本格運用に向けた導入を開始したと発表した。XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を活用して部品の位置や取り出し順序を示し、ピッキング作業の効率化とミス防止を図る。
対象となるトランスミッションなどのユニット試作工程では、1台当たり数百点の部品をピッキングするため、対象部品を探す時間や取り出し間違いが課題となっていた。新システムでは対象部品の位置を空間上にリアルタイムで表示するほか、ピッキングする部品の品番と部品棚のQRコードを照合し、取り出しミスを防ぐ。
棚番と品番のリストはPCアプリからXRグラスへ同期できる。部品を取り出す順序も最適化し、作業者の無駄な歩行を削減する。同社によると、初めての作業者でも作業できるようになり、作業応援や突発的な対応にも柔軟に対応できる効果が期待される。
MiRZAはNTTコノキューデバイスが開発したXRグラスで、重量は約125グラム。透過型のレンズを備え、無線接続したスマートフォンと組み合わせて使用する。Quarkは同製品のソリューションパートナーとして、今回の現場業務の分析から設計、実装までを一貫して担当した。
一方、使用開始前の位置合わせのしにくさや、作業者によってはXRグラスが合わないといった課題もあり、本格活用に向けて改善を進める。
Quarkは今回得た知見を生かし、製造業の他工程への横展開や、物流、建設など他業界への展開も視野に入れ、XRグラスを活用した現場DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションの開発を進める。
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