行政・団体国土交通省航空局は、2027年度予算の概算要求で、一般空港などの受け入れ環境整備に806億円を要求した。前年度予算の802億円から微増となる。旅客需要への対応に加え、国際貨物輸送の拠点機能を高めるため、北九州空港の滑走路延長などを進める。806億円は一般空港全体の整備費で、全額が航空貨物向けではない。
北九州空港では、現在2500メートルの滑走路を500メートル延長して3000メートルとする事業を継続する。総事業費は130億円で、2027年8月末の供用開始を予定。27年度は無線施設や照明施設、気象施設などを整備する。滑走路の長大化により国際航空貨物の拠点機能向上につなげる。
空港地上業務の人手不足対策も進める。グランドハンドリングの人材確保・育成などには1億1000万円を要求し、前年度の8000万円から増額する。空港ごとの合同就職説明会や教育訓練、資格の統一化、外国人材活用に向けた多言語対応のほか、省人化・省力化につながる先進機器の導入を支援する。
さらに、空港業務の省人化・自動化に向けた調査には1億円を要求する。グランドハンドリングなどを対象に、作業工程や関連設備の標準化、既存設備の課題整理、自動化技術に求める性能や要件の検討を進める。航空局は、航空需要の拡大に対応するため、空港インフラの拡張と地上業務の省人化を並行して進める。
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