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水揚げ後の手書き解消、計量作業を7割削減

2026年9月1日 (火)

産業・一般ZIFISH(ジフィッシュ、鹿児島市)は1日、水産物の計量、記録、帳票作成を自動化する「ZIFISHスマート計量システム」の製品版を提供開始したと発表した。鹿児島県漁業協同組合高山支所、南駿河湾漁業協同組合御前崎本所、養殖加工事業者のグローバル・オーシャン・ワークスグループの3拠点で運用を始める。

▲タイの市場での実証実験の様子(出所:ZIFISH)

同システムは、魚を計量器に載せると重量と写真をクラウドへ自動でアップロードし、荷札の印刷や既存の販売管理システムとの連携まで一貫して処理する。従来必要だった紙の浜帳と荷札への手書き、事務所での販売管理システムへの再入力を省き、水揚げから流通につながるデータのデジタル化を進める。

先行導入した高山支所では、水揚げから伝票作成まで3時間かかっていた作業を1時間に短縮した。必要な人員も3人から2人となり、計量・伝票作成業務の工数を70%削減したという。現場ごとに異なる魚の重量から水分を差し引く「水引き」のルールも設定でき、自動適用と手動操作を切り替えられる。

セリや入札後の単価、出荷先などの取引情報は、目方・帳票のOCRや音声認識で取り込める。養殖加工事業者では加工前の受け入れ計量に使用し、出荷先や加工種類などの情報を現場で付与することで、事務所への情報伝達や集計作業を効率化する。

初期費用は380万円から、月額料金は3万円からで、いずれも税抜。導入期間は最短2カ月。今後は電子・リモート入札、AI魚種判定、梱包箱などに書かれた手書き文字を読み取る目方OCRなどの機能を追加し、国内の水産拠点への展開や海外での実証実験も進める。

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