メディカルイトーキは1日、薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」を導入した「くすりの福太郎 八千代台西口店」(千葉県八千代市)で調剤業務の効率化を検証し、応援・新規薬剤師の薬剤ピッキング業務時間を60.0%削減したと発表した。物流施設向け自動倉庫で培った搬送技術を薬剤棚に応用し、調剤業務の省人化や標準化につなげる。

▲DAP with MediMonitor(出所:イトーキ)
検証では、処方薬のピッキング開始から揃え終わるまでの時間を測定した。店舗勤務の薬剤師は平均2分38秒から1分46秒へ32.6%短縮。応援・新規薬剤師は4分33秒から1分49秒へ60.0%短縮し、店舗勤務の薬剤師に近い水準となった。薬剤の保管場所に関する経験や記憶への依存を減らし、教育負荷の軽減にもつながるとしている。
DAP with MediMonitorは、小型ロボットで薬剤トレイを自動搬送するシステム。レセプトコンピューターにデータを入力すると、該当する薬剤トレイを入出庫口まで搬送する。重量監査、監査支援、記録保存機能も備え、取り違えなどの過誤防止を支援する。

▲データを入力すると棚に保管している薬剤が自動でトレイに運ばれるシステム(出所:イトーキ)
同システムには、イトーキが工場や物流施設向けに40年以上展開してきたシャトル台車式自動倉庫システム「システマストリーマー SAS」の技術を応用した。同システムは物流工程の荷合わせやピッキングを自動化するもので、物流分野の自動化技術を医療分野へ展開した形だ。
イトーキは、薬剤を探したり集めたりする対物業務を効率化し、創出した時間を服薬指導や患者フォロー、在宅訪問などの対人業務に充てることで、薬剤師不足時代の新たな薬局運営モデルの実現を支援する。
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