メディカル室町ケミカルは1日、本社工場内に「化学品開発センター」を開設すると発表した。投資額は3億5000万円で、2027年7月の稼働開始を予定する。電力関連やPFAS関連などの開発案件が増えるなか、研究開発から試作、分析、評価までの機能を集約し、複数案件を並行して進められる体制を整える。

▲化学品開発センター(出所:宝町ケミカル)
センターは本社工場内の旧ゼリー工場を改装して整備する。2階建てで、延床面積は594平方メートル。液体クロマトグラフ質量分析計「LC-MS/MS」や誘導結合プラズマ質量分析計「ICP-MS」、誘導結合プラズマ発光分光分析装置「ICP-OES」、イオンクロマトグラフ、全有機炭素計などを導入する。
分析・検査機能を拡充し、外部に委託している検査業務の一部を内製化することで、分析や評価に要する時間の短縮を図る。また、実験室規模と量産設備の間に位置する中規模試験に対応し、量産移行前の検証精度を高める。開発段階から顧客と連携する共同開発案件への対応も強化する。

▲実験室イメージ(出所:宝町ケミカル)
同社は医薬品原薬の製造・販売に加え、イオン交換樹脂や分離膜、水処理装置、液体処理関連製品などを手がけている。新センターを化学品事業の開発基盤と位置付け、高付加価値製品の開発や製品化期間の短縮につなげる。
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