調査・データローランド・ベルガー(東京都港区)は4日、製造業、物流業、インフラサービス業の経営層200人を対象としたフィジカルAIの活用実態調査を公表した。本番稼働まで進んでいる企業は7.5%にとどまり、71.5%は検討にも着手していないことが分かった。
調査では、本番稼働が進まない主な理由として、投資に見合う効果を見通しにくいことや、導入を進める人材とノウハウの不足、何から始めればよいか判断できないことが挙がった。フィジカルAIを重要なテーマと認識しながら、実際の導入に移せていない企業が多い状況が浮かんだ。
ローランド・ベルガーは、特に物流・倉庫業では、多品種の商品への対応や需要変動、返品処理などで人手に頼る作業が残っており、フィジカルAIの活用による大きな投資効果が期待できると分析。フィジカルAIを単なる省人化ではなく、生産力拡大を実現する成長投資として捉える必要があるとしている。
調査は7月8日・9日にインターネットで実施。対象は日本全国の製造、物流、インフラサービス企業に勤めるCxOで、有効回答は200人。同社は、小規模な本番導入から始めて学びやデータを蓄積し、適切なパートナーと連携しながら活用範囲を広げることが重要だと指摘している。
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