サービス・商品サイカルトラスト(東京都渋谷区)は7日、半導体製造装置に使われる部品の真正性を確認し、不正な部品の混入を防ぐ技術について、日本国特許の権利化が確定したと発表した。8月5日に特許庁から特許査定を受領した。特許番号は付番後に公表する。
特許出願番号は「特願2026-099334」。同技術は「鑑定証明システム(R)」として、半導体製造装置の各部品に真正性証明をひも付け、供給元が発行した電子分析証明書(eCoA)などと、部品の刻印や梱包ラベル、外観・重量などの物理的特徴を照合する。
さらに、部品の出荷から廃棄に至るライフサイクルの記録を照合し、廃棄済み部品のIDの再利用や、同一IDが同時に離れた場所で確認されるケースなどを検知する。物理的な部品と半導体情報が一致しない場合には、5つの不一致パターンと7種類の不正パターンに分類し、不正の可能性を自律的に判定する。
同社は、真正性証明とサプライチェーン上の記録を照合することで、模造品やすり替え品などの不正な部品が製造ラインに入り込むことを防ぐとしている。PQCやQKD、ゼロ知識証明にも対応し、判定理由をオペレーターに表示する機能を備える。
同社は今後、本件を含む特許群の分割出願を継続し、技術の進化や新たな脅威に対応しながら権利範囲を拡張する方針。工場や物流、医療、介護、防災などで実装が広がるフィジカルAIの安全性向上につなげるとしている。
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