サービス・商品シーイーシーは9日、製造業向けのフィジカルAI事業の検討を開始し、研究拠点のさがみ野システムラボラトリに「フィジカルAI実証ラボ」を開設したと発表した。製造現場向けのバーティカルAIと、現場データを整備する基盤「Resolana」、機械・ロボット制御技術を組み合わせ、上位システムから現場設備の実行までを一体で検証する。
ラボでは複数メーカーのロボットや新旧設備が混在する環境を想定し、連携性、制御性、安全性を評価する。2026年度は、AI(人工知能)によるロボットのティーチング・プログラム自動生成と、シミュレーションで学習したAIモデルを実機に適用する「Sim2Real」を主要テーマに据える。


▲(左から)強化学習シーン、推論シーン(出所:シーイーシー)
ティーチング・プログラムの自動生成では、作業順序や動作内容をAIで設計し、仮想環境上で安全性やサイクルタイムへの影響を検証する。Sim2Realでは、稼働継続率や誤差率、復旧時間、セーフティインシデントの発生頻度などを指標として、実運用への適用可能性を確認する。
同社は今後、工作機械や産業用ロボットの利用企業に加え、システムインテグレーターや製造・物流事業者との連携を進める方針。クラウドに依存しないオンプレミス環境での運用も視野に入れ、中小製造現場を含む自動化・省人化への展開を狙う。
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