国際オランダの運送業界団体TLNは、トラクターに2台のトレーラーを連結する超長尺トラック「Super-Ecocombi」(SEC)の公道試験を今秋にも開始する。現在、同国の車両認証機関RDWがレリスタットの試験場で最終確認を進めており、安全要件などを満たせば、ロッテルダム―ムールダイク―フェンロー間で事前試験を行う。2027年夏ごろには複数車両による本格的な実証へ移行する計画だ。
SECはトラクターと2台のトレーラーをドリーで連結する車両で、1編成で通常のトラクター・セミトレーラー2台分に相当する貨物を運べるとされる。車両数や必要なドライバー数を抑え、輸送効率の向上やCO2排出量の削減につなげる狙いだ。海外ではEMS2とも呼ばれ、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、スペインなどですでに導入が進んでいる。
今回の事前試験では実貨物を積まず、時間帯を変えながら走行し、車両挙動や周囲の交通への影響を検証する。360度カメラを搭載し、走行データも収集する。当初は最大重量72トンを想定していたが、事前試験では64トンに引き下げた。また、安全面からRDWが複数日にわたる誘導車両の同行を求めており、TLNなど関係者は段階的に誘導を外す方向で協議している。
事前試験が順調に進めば、27年夏ごろから複数編成を使った実証を開始する。現時点では、6×2トラクターを使う最大72トン仕様と、4×2トラクターを使う最大57.5トン仕様の2区分を想定しており、幹線道路の複数区間での運用を検討する。オランダでは19年から導入可能性を検討してきたが、認可や安全面を巡る調整で試験開始まで時間を要してきた。
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