財務・人事ロボット開発基盤を手がけるDロボティクス(香港)は17日、シリーズCラウンドで4億ドルを調達したと発表した。世界的なインターネット企業の戦略投資に加え、複数の投資機関や既存株主が参加した。調達資金は、AI(人工知能)ロボット向け半導体「Sunrise」シリーズの製品拡充や、ロボット開発工程全体をカバーするソフトウエア基盤の開発に充てる。
同社は、演算性能の異なる複数のチップとソフトウエアを組み合わせ、ヒューマノイドや産業用ロボット、物流AMR(自律走行搬送ロボット)などに対応する開発基盤を展開している。2026年上期の売上高は前年同期比で数倍に拡大し、Sunriseシリーズの累計出荷は800万個を超えたという。
25年11月に投入したAI演算チップ「Sunrise S600」は、発売から6か月以内に20社超の顧客が採用した。採用先はヒューマノイドのほか、産業用車輪型ロボットや製造現場向けロボットなどに広がっており、多くが量産段階に入っているとしている。
また、ロボット開発企業を支援する「D-Robotics Gravity Program」では、製品開発やサプライチェーン選定、市場投入、資金調達までを支援する。これまでに10分野で500以上の開発企業を支援したという。Dロボティクスの基盤は20か国超、500以上の大学と10万人超の開発者が利用しており、今回の資金調達を通じてロボット向けハードウエアとソフトウエアの一体化をさらに進める。
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