国際パナマ運河庁は5日、2027年1月3日から4月3日までを対象とする長期通航枠割当制度「LoTSA」の新たな運用計画を発表した。これまでのネオパナマックス閘門向けに加え、初めてパナマックス閘門向けの試行制度を導入する。乾季における通航枠を事前に確保できるようにし、船社など利用者の配船計画や物流計画の予見性を高める。
ネオパナマックス向けでは36パッケージ、計270枠を用意する。内訳は北航165枠、南航105枠で、期間中1日当たり3枠に相当する。入札は11月17日に実施する。
新設するパナマックス向け試行制度では51パッケージ、計288枠を設定する。北航147枠、南航141枠で、こちらも1日当たり3枠に相当する。入札は11月24日に実施する。いずれも封印入札方式を採用し、パナマックス向けでもネオパナマックス向けと同じ割当方式や選定基準を用いる。
長期枠以外の通航能力については、従来通り通常の予約制度やオークションで提供する見通し。パナマ運河では、水資源の制約を踏まえた運用安定化策を進めており、乾季の通航枠を事前に確保できる仕組みを広げることで、国際海上輸送のスケジュール確実性を高める狙いがある。
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