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IFS、サプライチェーン対応支える産業AI投入

2026年10月14日 (水)

産業・一般IFS(スウェーデン)は13日、米フロリダ州オーランドで開催中の「IFS Unleashed」で、産業用AI(人工知能)ソリューション「IFS Intelligence」の提供開始を発表した。企業の資産やシステム、業務プロセスに分散するデータを横断的に活用し、課題の把握から対応策の立案、実行までを一つの環境で支援する。

IFS Intelligenceは、資産、作業指示、スケジュール、過去の履歴など、企業が保有する情報を基に業務の流れを把握する。IFS製品に加え、他社製システムのリアルタイムデータも活用し、自然言語による質問に対して現状や問題の原因、取るべき対応を提示する。業務の実行は、企業があらかじめ定めたルールや権限、承認の範囲内で行う。

サプライチェーン管理の活用例として、大口受注の納期遅延リスクへの対応を示した。在庫、生産能力、サプライヤーの納入予定、物流上の制約、納期遅延による財務面への影響を関連付けて分析し、リスクの原因や対応策を提示する。担当者が内容を承認すると、その後のアクションまで実行できる。

主な機能は「Cowork」「Loops」「Runway」の3つ。「Cowork」は最新の業務データに会話形式で質問し、原因分析や対応策の作成を行う。分析結果を継続的に更新する画面「Lens」や、一度実行した作業を再利用できる「Skill」も備える。

Loopsは、あらかじめ定めた一連の業務をデジタルワーカーが実行し、人による判断や承認が必要になった段階で担当者へ引き継ぐ。Runwayは、自然言語で記述した要件を基に、IFSへの移行や設定、機能拡張を支援する。

これらの機能は、産業用AIの運用基盤「IFS Industrial AI Harness」のもとで動作し、業務上の背景情報や管理ルールを適用してAIの利用を管理する。

IFS Intelligenceは現在提供中で、IFSからライセンスを取得している対象ソフトウエア全体で利用できる包括ライセンスとして提供する。機能ごとの制限や料金プランによる差はなく、一定のAI実行回数が付与される。

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