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東大・アイシンら、水素を常温常圧で液体輸送

2026年10月19日 (月)

荷主東京大学先端科学技術研究センター、アイシン、ARM Technologies(相模原市緑区)の3者は16日、グリーン水素の製造・貯蔵・輸送・利用を一体化した実証事業が、東京都の「グリーン水素率先利用事業者認証制度」の認証を取得したと発表した。常温・常圧で扱える液状水素キャリアを用い、水素輸送時の高圧設備や極低温設備を不要とした点などが評価された。


▲認証式の様子(出所:アイシンなど)

実証では、さがみはら産業創造センター(同)で再生可能エネルギー由来の水素を製造し、水素吸蔵合金を水に分散させた不燃性の液状水素キャリアに貯蔵。FCVまたはBEVで東京都目黒区の東京大学先端研まで輸送し、現地で発電に利用した。

液状水素キャリアは常温・常圧で保管でき、専用の高圧容器や冷却設備を使わず、一般的な樹脂容器やポンプで取り扱えるという。3者は独自の電解・発電システムにより、キャリア変換や脱水素工程に伴う損失を抑え、総合エネルギー効率を64%とした。従来技術では23%としている。

今回の実証期間は2月22日から3月27日まで。東京大学先端研が技術開発や実証フィールドの支援、アイシンが技術開発と実証の企画・推進、ARM Technologiesが基盤・要素技術とシステム開発を担当した。水素を液体として輸送できれば、専用輸送設備の負担軽減につながる可能性がある。

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