国際米運輸省は21日、貨物・サプライチェーン分野の官民連携プログラム「Freight Logistics Optimization Works」(FLOW)の2026年年次会合を開催した。海運、鉄道、トラック、シャシー事業者、大手荷主など100を超える業界関係者が参加し、遅延や混雑、供給網の寸断を予測・回避するためのデータ活用や物流網の近代化について協議した。
FLOWは、サプライチェーン関係者と米運輸省の間で安全にデータを共有し、入港予定コンテナなどの需要を可視化する仕組み。物流網の状況をリアルタイムに把握することで、港湾や内陸輸送の混雑を事前に察知し、輸送効率の向上やコスト削減につなげる狙いがある。
会合では、物流インフラや政策を担当する運輸省幹部による講演のほか、パネル討議や実務者セッションを実施した。米国では1日当たり5400万トンを超える貨物が輸送され、その価値は680億ドルに上るとしており、モード横断での可視化強化を重視している。
今回の会合は、トランプ政権が進める「American Supply Chain Sovereignty Initiative」や、ショーン・ダフィー運輸長官が26年に打ち出した国家貨物戦略の一環。700万マイルに及ぶ米国の貨物輸送網を対象に、データ連携とインフラ整備を通じた供給網の強靱化を進める。
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