荷主三菱マテリアル(東京都千代田区)は23日、光通信用温度センサー「フレークサーミスタ(VHシリーズ)」の生産能力を増強すると発表した。タイの製造拠点MMCエレクトロニクスタイランドで設備を段階的に増強し、2027年11月までに生産能力を25年比約6倍の月産1200万個へ引き上げる。
生成AIの普及に伴い、データセンターで扱うデータ量が増え、サーバー間の高速・大容量通信を担う光トランシーバの需要が拡大している。光トランシーバは温度変化が通信性能に影響するため、内部温度を高精度に検知する必要がある。同社のフレークサーミスタは1ミリ未満の小型サイズで、内部温度を検知して安定した動作を支える。

▲光通信用温度センサー「フレークサーミスタ(VHシリーズ)」の製品イメージ(出所:三菱マテリアル)
増産を担うMMCエレクトロニクスタイランドは電子部品の製造・販売を手掛ける。今回の設備増強により、拡大する光トランシーバ向け需要への対応力を高め、新規顧客や案件の獲得も進める。
三菱マテリアルは今回の増産を中期経営戦略に基づく成長投資と位置付ける。生成AIの普及に伴うデータセンター関連需要を取り込み、光通信分野での事業基盤強化につなげる。
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