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新型eTGX、無充電720キロで長距離輸送対応

2026年10月23日 (金)

国際独マン・トラック・アンド・バス(MAN)は22日、新型大型電気トラック「MAN eTGX」が中間充電なしで最大720キロ走行でき、長距離輸送に対応すると発表した。ドイツのシュテフェン・ビルガー連邦運輸相がミュンヘンの同社を訪問し、車両の試乗や電動トラック普及に向けた課題について意見交換した。

新型eTGXは、最大750kWのMCS(メガワット充電システム)に対応し、30分程度で充電できる。6×2トラクターでは7個のバッテリーを搭載し、総容量644kWhで最大720キロの航続距離を確保する。4×2トラクターは6個のバッテリー、総容量552kWhで最大660キロ走行する。

▲新型大型電気トラック「MAN eTGX」(出所:マン・トラック・アンド・バス)

新世代バッテリーは従来と同じ重量で使用可能エネルギーを最大10%増やした。最高出力は440kW、598馬力で、回生出力も従来の400kWから480kWへ引き上げた。車体前面の空力改善なども含め、従来型に比べ効率を最大3%改善したとしている。

MANによると、同社の電気トラックは市場投入後、顧客運用で累計6000万キロ超を走行している。一方、普及拡大には車両性能だけでなく、充電インフラや電力網、資金支援などの整備が必要と指摘する。物流拠点や運送事業者の車庫で充電される比率は70-80%に上るとして、大容量の系統接続整備を求めている。

ドイツ政府は、全国350か所の休憩施設などに4200基程度の急速充電設備を整備する計画を進めるほか、事業者の車庫への充電設備導入も支援する。MANは、欧州各国で充電インフラ整備が計画より遅れているとして、国境を越える貨物輸送を踏まえた整備の加速や、中小運送事業者の投資負担を抑える支援策が必要としている。

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