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DMG森精機、ポーランド新工場で鋳物供給網強化

2026年11月2日 (月)

荷主DMG森精機(東京都江東区)は10月29日、ポーランド・プレシェフ市に鋳物工場「DMG MORI CASTECH Poland」を新設すると発表した。2026年中の着工、2030年の生産開始を予定する。工作機械の主要部品となる鋳物を欧州域内で生産し、同社の欧州各生産拠点へ供給することで、供給体制の強化と大陸間輸送の削減を図る。

新工場は延床面積2万7000平方メートル超で、将来的に年間最大2万トンの鋳物生産能力を備える計画。工作機械のベッドやコラムなどに使う鋳物を生産し、既存のサプライヤーネットワークを補完する。鋳物生産の内製化により、原材料の組成から鋳造工程、最終加工部品まで品質に関わる一連の工程を管理し、欧州での鋳物供給能力と柔軟性を高める。

建設地は、工作機械の生産に加え、欧州各生産拠点への主要部品供給を担う「DMG MORI Pleszew」工場から約2.5キロに位置する。鋳物部品のサプライチェーンを短縮するとともに、両工場の近接性を生かし、Pleszew工場の機械加工・研究開発部門と新工場の鋳物製造部門が密接に連携することで、鋳物品質の向上や製品開発期間の短縮を図る。

▲ポーランド・プレシェフに建設予定のDMG MORI CASTECHの新鋳造工場の完成予想図(出所:DMG森精機)

同社は4月16日、新工場を運営する「DMG MORI CASTECH Poland Sp. z o.o.」を設立した。新工場には原材料の再生・回収工程や最新の生産技術を導入し、資源の有効活用を進める。日本のDMG MORIキャステック(島根県出雲市)が培った鋳造技術や生産ノウハウも活用し、高品質で環境負荷の低い鋳物生産体制を構築する。

需要地に近い地域で生産・供給する「Local for Local」の考え方に基づき、欧州域内での調達・供給体制を強化する。大陸間輸送の削減を通じて、輸送に伴うCO2排出量の削減とサプライチェーンの安定化を目指す。

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