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セイワHD、めっき企業買収で共同配送拡大

2026年11月4日 (水)

M&Aセイワホールディングス(HD、名古屋市中区)は2日、めっき加工を手掛ける美山理研工業(岐阜県山県市)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。同日開催の取締役会で決議し、株式譲渡は10日に実行する。表面処理技術の拡充に加え、グループ拠点間の共同配送や物流網の相互活用を進め、物流コストの低減につなげる。

美山理研工業は1970年設立で、水栓金具や住宅設備機器、自動車部品などのめっき加工を手掛ける。樹脂と金属の双方に対応し、黒色めっきやカラーめっきなど意匠性の高い表面処理、多品種小ロットや短納期への対応を強みとする。2026年5月期の売上高は17億1600万円、営業利益は1億8900万円だった。

セイワHDグループは東海圏に5拠点、関東を含めて9拠点の表面処理工場を展開している。美山理研工業のグループ入り後は、東海圏に集積する拠点を生かして共同配送や物流網の相互活用を進める。営業人員や顧客ネットワークも共有し、新規顧客の獲得や既存取引の拡大を図るほか、めっき薬品や資材の共同購買によるボリュームディスカウントを通じ、収益性の向上を目指す。

美山理研工業では、タブレット端末やQRコードによる作業要領書の管理、検査データの自動入力など、生産・品質管理のデジタル化も進めている。セイワHDはこうした仕組みをグループ各社へ展開し、生産性の向上と品質管理体制の強化を図る。取得株式数は2万株で、取得後の議決権所有割合は100%となる。取得価額は非開示としている。

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