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小松マテーレ、80億円投じナイロン新工場

2026年11月4日 (水)

荷主小松マテーレは2日、工場再編プロジェクト「factoRe100」(ファクトーレ100)の第1弾として、本社敷地内にナイロン専用工場を新設すると発表した。投資額は80億円で、2029年4月中の稼働を予定する。染色設備を増強するとともに、生産、検査、倉庫を近接配置し、工程間の動線を円滑化することで、多品種小ロットや短納期への対応力を高める。

新工場では、ジッガー染めと液流染めのラインを増強し、「コマツナイロン」の供給力を引き上げる。省人化・自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)も取り入れ、生産性向上を図る。建屋の耐震性と耐久性を高めて事業継続体制を強化するほか、再生可能エネルギーと加工に使用した水のリサイクル設備を導入し、水のリサイクル率70%を目指す。

▲新工場外観(出所:小松マテーレ)

小松マテーレは70年にわたりナイロン生地の加工技術を蓄積してきた。25年度の国内ナイロン加工シェアは同社試算で28%、ファッションやスポーツなど衣料用途では加工量の49%を占める。現在のナイロン事業の売上高は70億円で、新工場による供給力や生産性の向上を通じ、5年後に160億円規模への拡大を目指す。

▲新工場内観(出所:小松マテーレ)

factoRe100は、43年の創業100周年を見据えた国内工場再編計画で、総工費は300億円以上を見込む。中東向け民族衣装や独自加工技術、ナイロン加工など得意分野の事業拡大と高収益化に向け、生産基盤を整備する。新工場では素材履歴や製品安全性、工程管理も強化し、「コマツナイロン」の国内外のプレミアム市場での展開強化につなげる。

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