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小松マテーレ、止めない耐震補強で物流施設開拓

2026年9月11日 (金)

認証・表彰小松マテーレ(石川県能美市)は11日、炭素繊維を使った耐震補強技術「CABKOMA(カボコーマ)工法」が、日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得したと発表した。

CABKOMA工法は、軽量で柔軟な炭素繊維撚り線を、建物の屋根面を補強する筋交いとして使用する。炭素繊維撚り線は鋼材の5分の1の比重で、鋼製ブレースと同等の耐震性能を確保できる。軽量なため現場で運びやすく、主要設備を移設せずに施工できるほか、部分的な足場だけで作業できるという。

▲工場屋根面に取り付けた炭素繊維撚り線ブレース(出所:小松マテーレ)

同社は、1981年の新耐震基準施行前に建設された鉄骨造の工場や倉庫で耐震性能の不足が課題になっていることを受け、同工法を開発した。稼働中の工場では従来の鋼製ブレースによる施工が難しい場合があり、こうした課題に対応するため、操業を止めずに短期間で補強できる工法とした。

また、軽量で柔軟な材料を使うことで施工費や仮設費に加え、運搬費の削減も可能としている。建築技術性能証明の取得により、建築主や設計者、施工者による採用判断が容易になるという。

小松マテーレは今後、老朽化した工場や物流倉庫、公共施設を中心にCABKOMA工法を展開する。2030年度までに、延べ100万平方メートルへの普及を目指す。

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