サービス・商品AIworker(東京都港区)は5日、製造業や商社、物流業などを対象とした「見積AI」の提供を開始したと発表した。依頼書や図面、過去の見積もりデータを基に見積の下書きを作成し、担当者が確認、承認してから提出する。ベテラン社員に集中してきた見積もり判断の属人化解消を支援する。
同社によると、案件ごとに価格が変わる業務では、過去の見積を探したり、部品や工数の抜けをベテランが確認したりする作業が発生している。見積書の作成自体を効率化するツールがある一方、金額を決める根拠は担当者の経験に依存するケースが多く、異動や退職に伴うノウハウの喪失も課題となっていた。
見積AIは依頼内容から条件を読み取り、過去の類似案件を検索したうえで、その違いを踏まえて部品や工数の下書きを作成する。過去案件と比較しながら金額の根拠を確認できるほか、部品の抜けや計算ミスを見つける検算の仕組みも組み込む。金額やリスクに応じて確認段階を設定し、AIが自動的に最終価格を決めるのではなく、担当者が承認してから提出する。
導入時は、各社の業務手順やデータの保存状況を整理し、既存の業務に合わせてシステムを構築する。過去の見積データがExcel(エクセル)やPDFに分散している場合にも対応し、無料相談、業務整理と効果試算、小規模な検証を経て本開発・導入に進む。導入後は運用改善や社内研修も支援する。
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