調査・データ海運調査会社シー・インテリジェンス(デンマーク)は5日、主要な外航コンテナ航路で、定期船サービスの運航が新型コロナウイルス感染拡大前と比べて大幅に不安定化しているとの分析結果を公表した。特にアジア-北欧航路では週ごとの運航サービス数のばらつきを示す指標が78%上昇し、アジア-地中海航路でも71%上昇した。欠航や船舶の遅延、臨時便の投入などによって供給能力が変動し、荷主の輸送計画や港湾運営に影響を及ぼしている。
調査では、2013~19年をコロナ禍前の基準期間、20~26年をコロナ禍以降の期間として比較。週ごとに提供される定期船サービス数のばらつきを標準偏差で測定し、平均サービス数に対する割合で示すことで、運航規模の変化を考慮した。
航路別では、アジア-北欧航路の不不安定性の増加率が78%と最も高く、アジア-地中海航路が71%増で続いた。太平洋横断航路でも不安定化が進み、アジア-北米西岸航路は48%増、アジア-北米東岸航路は26%増となった。運航サービス数の不安定性の増加率は、太平洋横断航路よりもアジア-欧州航路で大きかった。
同社によると、欠航や航路への船舶の投入・離脱、翌週への運航ずれ、臨時便の設定などが週単位の輸送能力を不安定にしている。荷主にとっては利用可能な船腹量が頻繁に変化するため、貨物の出荷計画やサプライチェーンの管理が難しくなる。
さらに、到着する船舶やコンテナの量が週ごとに変動することで、仕向港に貨物が集中し、突発的な港湾混雑を招くリスクが高まる。混雑による船舶の待機時間の増加は、定時運航率の悪化や輸送日数の長期化につながり、運航の不安定化をさらに増幅させる要因となっている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。






























